椿油をスキンケアに使用するのはあまり知られていませんが、実は平安時代から長い間、化粧の下地として使われてきたのが椿油だったのです。
まさに化粧の原点ともいえます。その後、需要の拡
大とともに合成剤が世の中に出回り、科学的に作られたものが主流になってきました。
現在は椿油に変わるものとして鉱物油、つまり石油系の油が使われています。この鉱物油はガソリンや灯油、軽油などを生産した後の残りカスで、1トン=4,000円と非常にコストを抑えて生産することが出来ます。この油に赤を混ぜると口紅、ベージュを混ぜるとファンデーション、黒を混ぜると何と靴墨になるのです。このようなことから靴墨メーカーが化粧品メーカーになっているのは有名な話です。
しかし、現在では天然思考や日本文化が見直されるようなり、この椿油が天然素材の原点として今、最も注目されるスキンケアのひとつに選ばれているのです。
某大手メーカーのマークを見れば一目瞭然です。ツバキがあしらわれています。そもそも椿油を使った化粧品を販売していました。
しかし、大量生産と共にコストを抑えて造るには椿油を使用することが出来きませんでした。そこで鉱物油を使い始めたのです。
椿油そのものの生産高が少ない為、椿油で作られた化粧品は非常に貴重です。亀山堂ではこの椿油にこだわって化粧品を開発しました。椿油は人の肌に馴染みやすい成分なのです。